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大きなカウンターのある店舗

省エネ&環境配慮型の店舗づくり

近年、飲食業界でも「環境への配慮」や「持続可能な運営」が注目されています。光熱費の高騰やエネルギー意識の高まりから、開業時の店舗設計段階で省エネを意識した施工を行うお店が増えています。

私たち施工業者としても、ただ見た目が美しいだけでなく、“経営しやすく、環境にやさしい店舗”をつくることがこれからの常識になってきていると実感しています。今回は、飲食店の開業をお考えの方に向けて、省エネと環境配慮を実現する設計・施工のポイントをご紹介します。

1. LED照明と照明計画でランニングコストを大幅カット

店舗の雰囲気を左右する照明ですが、初期からLED照明を導入することで電気代を最大50〜70%削減できます。加えて、時間帯や用途に合わせた調光プランを組むことで、無駄のない電力使用が可能になります。

💡ポイント:内装設計段階から照明レイアウトをしっかり計画すると、見た目の美しさと省エネの両立ができます。

2. 高効率な換気システムで厨房の熱も空気もスマートに

厨房では熱と湿気、においが発生するため、強力な換気設備が必要です。しかし、省エネを意識するなら熱交換式の換気システムがおすすめ。これは、排気の熱を再利用することで冷暖房の効率を損なわず、空調コストを抑えることができます。

3. 断熱材と建材の選定で“外気に負けない空間”を作る

特に店舗の立地が路面店などの場合、外気温の影響を受けやすくなります。このため、断熱材の選定や窓ガラスの性能によって店内環境の快適さが大きく変わります。外からの暑さ・寒さを遮断することで冷暖房の稼働時間が減り、省エネに直結します。

4. 節水機器の導入で“見えないコスト”を削減

飲食店は水の使用量も多い業態です。節水型の蛇口や食洗機の導入は、光熱費だけでなく水道料金の削減にもつながります。厨房設備の選定時に「ランニングコスト」を意識することが、長く愛されるお店づくりに欠かせません。

5. 環境に配慮した素材でブランディングにもつながる

内装に使用する建材や什器も、“環境にやさしい素材”を選ぶことで、サステナブルなお店としての印象を与えられます。木材や塗料などもエコ素材を選定することで、「意識の高いお店」というブランディングにもつながります。

まとめ:設計と施工の段階から未来を見据えた店舗づくりを

省エネや環境配慮は、今後ますます飲食店経営に欠かせない要素になります。店舗設計の段階からこれらの観点を取り入れていくことで、お客様の快適性も高まり、運営コストも抑えられる。まさに“いいことづくめ”のアプローチです。

当社では、飲食店に特化した施工の経験をもとに、環境にも配慮した店舗づくりをサポートしています。開業をご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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